中古車購入時の車両状態チェックポイントを解説!
中古車購入をする際、車両の状態をしっかりと確認することは非常に重要です。外見だけでなく、エンジンやブレーキ、タイヤの状態など、細部にわたるチェックが必要です。本記事では、中古車購入時に見落としがちなポイントや注意すべき点を解説し、心置きなく購入できるようサポートしますので、ぜひ最後までご覧ください。
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中古車購入時の現車チェックの重要性
中古車購入を検討するとき、現車確認を必ずおこなうことをおすすめします。現車確認とは、実際に車両の状態を目で見て確認することです。新車とは異なり、中古車には同じ車種や年式であっても個体ごとにコンディションの差があります。
そのため、紹介文や写真だけでは分からない部分を、自分の目でしっかりと確認することが求められます。現車確認をおこなうことで、車両の外観や内装の状態、エンジンの音や走行のスムーズさ、ブレーキの効き具合などを実際に体感してみましょう。
また、書類上の情報と実際の車両状態が一致しているかを確認することも重要です。これにより、不正な改造や事故歴の隠蔽、メーターの改ざんなど、購入後に発覚するリスクを減らせます。もし、現車確認を怠った場合、購入後に思わぬトラブルが発生する可能性があります。写真では見えなかった小さな傷や凹み、エンジンの不調や異音、内装の汚れや破損などが見つかることが少なくないでしょう。
これらの問題は購入後の修理費用やメンテナンス費用として大きな負担となることがあるので、現車確認をしっかりと行い、納得したうえで購入を決定することが大切です。
車両状態のチェックポイント
中古車を購入する際には、車両の状態を詳細にチェックすることが重要です。以下に、チェックポイントを詳しく説明します。
内装
内装の状態は、車の全体的な管理状態を反映する重要な要素です。シートの状態を確認し、破れや汚れがないかをチェックしましょう。運転席周りのパネルやスイッチ類が正常に機能するかも確認してください。また、車内の匂いも重要です。異臭がする場合、ペットの匂いやタバコの匂いが染み付いている可能性があり、取り除くのが難しいことがあります。
外装
外装のチェックは、車の美観と同時に事故歴の有無を確認するうえでも重要です。塗装にムラがないか、表面に凹みやスレ傷がないかを入念にチェックしましょう。フロントガラスに傷やひび割れがないかも確認してください。さらに、車の下回りにサビがないかを確認することも大切です。雪国や海沿いで使用されている車は、塩害によるサビが発生しやすくなっているからです。
エンジン
エンジンの状態は、車の性能と信頼性に直結します。エンジンをかけた際に異音がしないか、不審な振動がないかを確認しましょう。エンジンオイルの漏れがないかも重要なチェックポイントです。アイドリング時の様子を観察し、エンジンがスムーズに動いているかを確認してください。異常な揺れや不安定なアイドリングは、エンジンに問題がある可能性を示唆します。
電装品
車の電装品が正常に機能するかも、忘れずに確認しましょう。ライトの点灯・点滅をチェックし、すべてのランプが正しく作動するかを確認しましょう。ウィンカー、ブレーキランプ、ヘッドライト、フォグランプなどが正常に動作しているかも確認が必要です。
ハンドルやブレーキ
ハンドルやブレーキの状態も、チェックが必要です。試乗してみて、ハンドリングに違和感がないか、ステアリングがスムーズに動くかを確認しましょう。ブレーキの効き具合も重要です。ブレーキペダルを踏んだ際に異音がしないか、制動力がしっかりしているかを確認します。ブレーキの効きが悪い場合は、ブレーキパッドやディスクに問題がある可能性が高いです。
中古車を安く買うためには?
中古車を安く買うためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。ここでは、できるだけ中古車を安く買うためのポイントについて解説します。
価格が安くなりやすい時期を狙う
中古車を安く購入するためには、タイミングが非常に重要です。決算月にあたる3月や半期決算月にあたる9月は、値下げをおこなうことが多いです。これらの時期は、販売店が在庫を減らしたり、売上を伸ばしたりするために積極的に価格を下げる傾向があります。
また、新生活がスタートする4月も狙い目です。この時期は、進学や転勤などで車の需要が増えるため、販売店も競争が激しくなり、値引き交渉がしやすくなります。
旧型になったタイミングを狙う
多くの車種は、定期的にモデルチェンジが。新モデルが登場すると、旧モデルは一気に中古車市場に流れ込み、価格が下がる傾向があります。旧型モデルの在庫処分をおこなうために、大幅な値引きが適用されることもあります。このタイミングを狙えば、まだまだ状態のよい中古車をお得に購入することが可能です。
なお、モデルチェンジの情報はメーカーやディーラーのウェブサイト、専門雑誌などで事前に確認できます。これを活用して、旧型になるタイミングを見計らいましょう。
できるだけ金利の低いローンを選ぶ
中古車購入時にカーローンを利用する場合、金利の低さは重要な要素となります。車は高額な買い物であり、少しの金利差が総支払額に大きく影響します。したがって、できるだけ金利の低いローンを選ぶことが節約の秘訣です。銀行や信用金庫、ネットバンクなど、複数の金融機関で金利を比較し、もっとも有利な条件を見つけましょう。
また、ディーラーが提供するローンも確認しておくことをおすすめします。ディーラーローンは手続きが簡便ですが、金利が高めに設定されている場合もあるため注意が必要です。
まとめ
中古車購入を成功させるためには、現車チェックの重要性を理解し、車両状態のチェックポイントを確実に押さえることが大切です。シートや内装、外装の細部からエンジンや電装品の動作確認まで、徹底的なチェックが求められます。また、安く購入するためには決算月やモデルチェンジのタイミングを狙い、金利の低いローンを選ぶことも重要です。これらのポイントをしっかりと抑えて、納得のいく中古車選びを実現しましょう。