格安中古車は買っても大丈夫?どんな車が多いのか紹介
格安中古車を購入する際、心配はつきものでしょう。格安中古車といっても、さまざまなタイプがあります。そんな格安中古車であっても、適切な選択と注意を払えば十分に満足できる一台を手に入れることができるでしょう。本記事では、格安中古車とはどんな車なのか、くわしく紹介します。
格安中古車として販売されているのはどんな車?
格安中古車として販売されている車には、さまざまなタイプがあります。
以下に、その主なタイプや理由について述べていきます。
走行距離が長い車
まず、走行距離が長い車があげられます。
走行距離は、一般的に10万kmを超えると長距離走行とされ、価格が大きく下がります。長距離走行している車は、部品の摩耗や劣化が進んでいることが多いので、購入の際には注意が必要です。
年式が古い車
年式が古い車も格安中古車として市場に出回っています。
車は10年以上経過すると故障のリスクが高まり、すでにメーカー保証期間を過ぎていることから価格が大きく下がるのです。
事故歴や修復歴がある車
事故歴や修復歴がある車も格安となっている場合が多いです。
きちんと修理されていたとしても、どこかに歪みがでていたり、壊れやすくなっていたりすることが理由です。また、心象も悪いですよね。そのため、たとえ修復が完璧で性能に問題がなくても、市場価値は大きく下落します。
不人気な車種やカラーの車
不人気の車種やカラーの車も格安中古車のひとつです。需要が低いため、市場価格が抑えられているのです。
同じ車種だとしても、カラーの違いだけで価格に数万から数十万円の差が出ることもあります。
元々の車両本体価格が安い車
元々の車両本体価格が安い車も格安中古車の典型です。
軽自動車などは、新車であっても価格が低い傾向にあるので、中古でも安価になりやすいでしょう。たとえば、不人気車種や不人気カラーの軽自動車であれば、更に格安となる可能性があります。
格安中古車は購入しても大丈夫なのか
格安中古車を購入する際、購入しても大丈夫かどうか不安に思うでしょう。
購入をしても大丈夫かどうかの判断は、なぜ格安になっているのかの理由によって異なります。以下でくわしく解説します。
購入してもリスクの少ない格安中古車
まずは、購入してもリスクが少ない格安中古車についてみていきましょう。
格安車である理由が、不人気であることや元々の価格が安いというだけであれば、車自体に大きな問題はない場合がほとんどです。そのため、これらの理由から格安になっている場合は購入してもトラブルに見舞われるリスクは比較的少ないといえます。
購入は慎重になったほうがいい格安中古車
走行距離や年式、事故歴や修復歴などが理由で格安になっている場合は慎重さが求められます。
これらの要因が価格を下げている場合、車の状態を十分に確認しないと、購入価格よりも高額な修理費がかかったり、事故などで大きな被害があったりする可能性があります。そのため、購入前に車の歴史や状態を細かくチェックすることが重要です。
車両本体価格だけで決めないこと
格安車であっても、車両本体価格以外の諸費用が高くなる場合があります。
たとえば、車検や自動車税、保険などの諸費用がかさむことを考慮しておきましょう。購入を検討する際には全体の価格を確認し、予算内で購入できるかどうかも考慮する必要があります。
なお、車検などの期間が残っているという場合はラッキーです。車検が残っている車は、少なくとも購入を検討する一定の基準をクリアしているといえます。そのため、車検が残っている車を見つけた場合は、状態をよく確認したうえで購入を検討してみてもよいでしょう。
格安中古車で失敗しないポイントとは
格安中古車を購入する際に失敗しないためのポイントはいくつかあります。
以下で主なポイントについて紹介します。
信頼できる中古車販売店を選ぶ
まずは信頼できる中古車販売店を選ぶことが重要です。
販売店の信頼性や評判を調査し、過去の取引実績や顧客のレビューなどを確認しましょう。
実車を自分の目で確認する
実車をきちんと確認することが欠かせません。
エンジンルームやボディ、下回りなど細かなところまでチェックしましょう。事故歴や修復歴の有無、錆や腐食の程度などをしっかり確認し、実際に試乗して走行性能や異音なども確認してください。
このとき、車内の状態も確認することが重要です。すでにタバコやペットの臭いがついてしまっていると、なかなか除去できません。そのため、車内のニオイも確認しましょう。シートや内装の状態もチェックし、清潔かどうかを確認してください。
アフターサポートを確認する
購入後のサポートも確認しましょう。
購入後、万が一トラブルが発生した場合やアフターケアが必要な場合、販売店が適切なサポートを提供してくれるかどうかも重要です。保証期間やアフターサービスの内容を確認し、安心して購入できる販売店を選ぶことが大切です。
購入後に販売店とトラブルにならないように、事前に確認をしておきましょう。
まとめ
格安中古車は、走行距離や事故歴、元々不人気などの要因で価格が抑えられていますが、購入する際には注意が必要です。なぜ格安になっているのかの理由を知り、信頼できる販売店を選びましょう。また、実車を十分に確認し、購入後のサポートも考慮することが大切です。適切な選択と注意を払えば、格安中古車でも満足できる一台を手に入れることができるでしょう。