中古車を選ぶ際に確認するべき4つのポイントについて解説!
中古車を選ぶ際に注意しなければならない、おさえておくポイントがあります。走行距離、年式、車検の残存期間そして、保証がついているかいないのかがとても大切です。この、4つのポイントを押さえておくことで、安全で安心できる中古車を購入することができるでしょう。今回は、このポイントを詳しく解説します。
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走行距離
中古車を選ぶ際のポイントのひとつには、走行距離があげられます。走行距離が長ければ車の価値は下がってしまうのは当然です。では、どれくらいの走行距離によって価格が大きく変動するのでしょうか。
中古車選びのポイントでは、1年あたりの走行距離が10,000kmという数字がひとつの基準といえます。例をあげると、年式が3年落ちの車なら走行距離は30,000km、5年落ちの車であれば50,000kmを目安にするとよいでしょう。
この基準を目安にすることで、走行距離が多い車は価格が安くなるだけでなく、車の状態についても検討しなければなりません。そのため、中古車を検討するのであれば、1年あたりの走行距離が8,000〜10,000kmくらいを目安に考えて、年式と走行距離のバランスが取れたものを選ぶことがポイントです。
年式
中古車の価格に影響する要素には、年式が大きく左右します。年式とは、その車が一番最初に登録をされた年数を指しますが、年式が古くなるほど車の価格は安くなることがほとんどです。なぜなら、車の状態やスペックが古くなることで価格が下がってしまうからです。ほかにも、複数のオーナーが乗った車は傷みやすい傾向にあります。
できるだけ年式は新しく、オーナーはひとりである車を選ぶとよいでしょう。少なくとも4〜6年落ち程度のワンオーナーの車であればキズや汚れ、足回りなど問題がないことが多いです。そのため、狙い目の年式といえるでしょう。
しかし、年式に対して走行距離が極端に短すぎる場合には注意しなければいけません。1年あたりの走行距離が5,000kmに満たないのであれば、長年放置されていることも考えられます。ちなみにスポーツカーの場合、年式が新しいのに走行距離が少ないと、サーキット走行した可能性もあります。
過度に負担がかかる運転であれば、故障リスクはさらにあがります。そのため、中古車選びにおいて走行距離と年式は合わせて、慎重に検討することがポイントです。
車検の残存期間
中古車の車検は2年ごとと決まっていますが、 製造後の1年未満の場合を除き、すべての中古車は2年ごとに車検を通さなければなりません。それに 対して新車の車検は、初回であれば3年後、2回目以降は2年ごとになっています。
中古車を購入するのであれば車検について、注意しなければならないことがあります。まず、中古車の車検の残存期間を確認しましょう。なぜなら、車検が残っていない車を購入してしまうと、車検費用が車体のほかにもかかってしまうからです。
車検費用は、依頼される整備工場によりますが、安くてもおおむね5〜10万円くらいを目安にされるとよいでしょう。中古車を購入するのであれば、名義変更をする前に車検に通す義務が発生してしまうので注意しましょう。
年数が経過した車は、車検の費用が高くなりますので要注意です。なぜなら、部品交換や消耗品の交換が必要な時期になるからです。そのため、10年目以降の車検は高額になる傾向があります。ほかにも、重量税が13年目から増税されます。車の維持や管理についても考えておく必要があるため、合わせて確認してください。
保証の有無
中古車を選ぶ際のポイントは、車種や価格だけではなく、保証内容や期間の確認を必ず行う必要があります。中古車は、以前のオーナーの車の乗り方次第で、状態の良し悪しが異なります。状態が悪ければ、故障リスクが高くなるといえるでしょう。購入をしてすぐに故障をしてしまうことも考えられるでしょう。
見た目や走行距離だけでは判断が難しいため、中古車には保証を付けておくことがよいといえます。しかし、やみくもに保証を付けるのではなく、保証の種類と必要性などのポイントを押さえることで、車を購入した費用より修理代の方が高くつくといったことが起きないように、保証を付けるかどうかを慎重に判断しましょう。
保証の内容は、金額だけでなく期間や保証を含めて、中古車販売店によって異なります。また、エンジンやブレーキ、ハイブリッド機構などの重要な部品は保証の対象になることが多くありますが、消耗部品やナビゲーションなどは保証の対象外になる場合もあるため、購入する際は事前に確認しておくことでトラブルを回避することが可能です。
まとめ
今回は、中古車を選ぶ際に確認するべき4つのポイントについて解説しました。ポイントは、走行距離、年式、車検の残存期間そして、保証がついているかいないのかがとても大切です。
どれが一番重要ではなく、それぞれの特徴を確認しながら年式や走行距離のバランスが取れたもの、また、車検の残存期間についてのチェックや車の保証についても同様です。4つのポイントを押さえておきながら、慎重に中古車を選び、安全で安心できる中古車を購入するようにしてください。